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最近良く、「プロバイオティクス」という言葉を聞きますね。
そればかりかプロバイオティクスサプリメントなんていうのも色々と販売されていて、多くの人がプロバイオティクスに興味を抱いているということが分かります。
だけどそもそも「プロバイオティクス」というのは何なんでしょうか?
皆さんはこのプロバイオティクスについて、ちゃんと知っていますか?
そこでプロバイオティクスそのものの意味、その効果やオススメのプロバイオティクスサプリメントをご紹介します♪
しっかり理解すればより効果的!プロバイオティクスを解析していきますよo(^▽^)o
プロバイオティクスとは?
まずプロバイオティクスという言葉自体について少し説明しましょう。
これは1989年にイギリスの微生物学者ロイ・フラーにより提唱された言葉で、人間にとって良い働きをもたらしてくれる微生物のことです。
私たちの腸内には約100兆個、500種類もの腸内細菌がいます
腸内細菌はまとまって生きていますが、これが花畑のようなので腸内フローラと呼ばれるのは有名ですね。
しかしこの腸内フローラのバランスが崩れてしまうと、体に悪影響が出ます。
腸内には沢山の細菌が生息していると言いましたが、この中には私たちの体に良い影響を与える善玉菌。
悪い影響を与える悪玉菌。
そして普段はどちらの働きもしない日和見菌の三種類がいるのです。
この内、実は大事なのは日和見菌。
この日和見菌は腸内フローラが悪い方向に傾くと、悪玉菌と一緒に悪影響を出し始めます。
そして良い方に傾くと、善玉菌と一緒になって働き始めるのです。
ここで大事になるのがプロバイオティクス、これは腸内環境を整えて、良い方向に傾けてくれる微生物です。
腸内フローラを良い環境にすることが大事、つまりプロバイオティクスを取ることは私たちの腸内環境を整え、良い効果をもたらしてくれることに繋がるのです。
プロバイオティクスにはどんな効果があるの?
プロバイオティクスの働き、効果についてもう少し詳しく説明しますね。
プロバイオティクスの一番の効果は腸内フローラに良い影響を与える、腸内環境を良くするということにあります。
現代日本人は腸内環境が悪化していると言われています。
特に影響しているのがストレスと言われ、これにより自律神経に乱れが出て悪玉菌が繁殖しやすい腸内になり、そこから免疫機能が低下して体調を崩しやすくなります。
これは肌荒れにも関係していて、悪玉菌が増えるとアンモニアや硫化水素ができやすくなり、その処理に体がついて行かずに肌荒れが起こり始めるのです。
難しく言いましたが、便秘で肌荒れが起こるのと同じ現象ですね。
また腸内環境が悪化することは、大腸がんにも繋がってしまいます。
便秘で便が腸内に長くいると、悪玉菌が便を腐敗させてそこから発ガン物質を作り出すことがあるのです。
そこでプロバイオティクスによって腸内環境を良くすることが重要になってくるのです。
つまりプロバイオティクスは腸内環境を良くするだけでなく、それが免疫力アップやガン予防にも繋がっていくのです。
またプロバイオティクスによる効果はこれだけでなく、血中コレステロールの減少作用があるとされているので、生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
それと花粉症にヨーグルトが効く、と言われましたが、これもプロバイオティクスの効果。
プロバイオティクスは抗アレルギー効果があると言われ、現在はこの効果に注目されて研究が進められているほどです。
見ていくだけで高い効果が盛りだくさんのプロバイオティクス。
そこでこの「プロバイオティクス」になる菌の条件、種類も説明しましょう。
プロバイオティクスを満たす条件・主な菌の種類
まずプロバイオティクスである条件は、こちらです。
- 胃酸や胆汁酸などによって消化されずに腸まで届くこと
- 腸内で増殖できること
- 腸内フローラのバランス改善や、腸内の腐敗物質を減らす効果があること
- 抗菌性物質の生産や、病原性を抑制する作用があること
- 食品としても医薬品としても安全性が高いこと
- 簡単に摂取・飲用できること
- 生産する際に扱いやすく、価格や費用が安いこと
これらの条件を満たすものが、プロバイオティクスとして定義されます。
その条件を満たした菌として、身近な物をご紹介しましょう。
ビフィドバクテリウム・ロングム
聞いたことのない名前、と思うかもしれませんが、これはビフィズス菌の正式名称です。
乳製品やヤクルトで有名な菌ですね。
ビフィズス菌は母乳で育っている乳児から発見された菌で、悪玉菌を効率よく減少させながら、腸内の健康を保ってくれる効果があります。
ラクトバチルス・ブレビス
こちらも聞いたことのない名前ですが、別名を「ラブレ菌」と言います。
そう、あの乳酸菌ラブレの名前です。
京都のお漬物、すぐき漬けから発見された乳酸菌であるラブレ菌は整腸作用が高いだけでなく、コレステロールを低下させる働きもあるとして有名になりましたね。
他にも様々なプロバイオティクスがありますが、特に日常生活で見かけることの多い二つをご紹介しました。
ではこの二つ以外の菌も合わせて、普段から私たちが食べている物の中でプロバイオティクスが含まれている食材もご紹介しましょう。
プロバイオティクスを含む食材は?
乳製品
ビフィズス菌の代表格、ヨーグルトなどの乳製品にプロバイオティクスは含まれています。
ただここで気を付けたいのは、プロバイオティクスは「生きたまま腸に届かなければ意味がない」ということ。
だから生きたまま腸に届く、と明記されている物を取るようにしましょう。
それとプロバイオティクスは熱に弱いので、加熱して食べないようにすることも大事です。
発酵食品
ラブレ菌の発見がすぐき漬けだったように、発酵食品にもプロバイオティクスは含まれています。
お漬物が古くなると何だか酸っぱいような匂いと味になりますが、あれは乳酸菌なのですね。
またぬか漬けのぬか、これには1gの中に何と1億個以上の乳酸菌が住んでいて、更にはビタミンB1やミネラルも含まれているので、生の野菜を食べるよりも栄養素がたっぷりと取れるのです。
しかしここでも気をつけたいのは漬物が簡単に作れる漬物調味液。
これは発酵させる製法ではなく、調味液の成分や風味を野菜に浸透させるものなので、乳酸菌やその他微生物の作用は期待できないので注意しましょう。
他にも味噌や納豆などの発酵食品にもプロバイオティクスは含まれています。
ただ今では食品以外にも、プロバイオティクスサプリメントという物も販売されています。
プロバイオティクスサプリメントの多さに多くの人がプロバイオティクスに興味を持っているのが分かりますね。
その一部をご紹介しましょう。
おすすめプロバイオティクスサプリ
善玉菌のチカラ
カスピ海ヨーグルトを日本に持ち帰った家森博士と共同で研究し、クレモリス菌FC株の分離、純粋培養に日本で初めて成功したフジッコ。
そのフジッコが生み出したプロバイオティクスサプリ「善玉菌のチカラ」。
乳酸菌であるクレモリス菌FC株は生きて大腸まで届き整腸効果を発揮するだけでなく、免疫細胞を活性化させて生活習慣病、抗アレルギーへの効果も期待できます。
またストレスによる肌機能の低下を改善することでの美肌効果も!
その善玉菌のチカラの口コミもまとめてみました。
お腹の調子を整えようとしても、食事の力だけでは限界を感じる人もいます。
そういう人の助けになるサプリメントですね。
乳酸菌革命
乳酸菌サプリメント「乳酸菌革命」の凄さは、1粒になんと16種類500億個の乳酸菌が含まれている所。
実は乳酸菌革命はリニューアルを重ねていて、今では新たに3大乳酸菌も含んでいるとのことです。
その3大乳酸菌というのは、ビフィズス菌・ラブレ菌・ガセリ菌の3つ。
これらの乳酸菌はどれか一つなら乳製品にも含まれていますが、それらを全部取るとなると大変ですよね。
だからこそ全てを1つに合わせた乳酸菌革命、しかもカロリーは1粒1,36calなのでカロリーの心配もないという女性に嬉しいサプリメントです。
そのサプリメントの効果を実際に体験した人たちの口コミがこちら。
腸内改善は、アレルギーにも効果的と言われています。
腸内環境を整えることで免疫力も上がり、健康的な生活をおくれるようになるので、体質改善はまず腸内環境から整えていきましょう。
カルグルト
「カルグルト」は5種の乳酸菌を配合したサプリメント。
その5種類とは、乳酸菌抽出物LFK・ガセリ菌・ラブレ菌・ビフィズス菌ビースリー・ラクリス-S。
どれも聞いたことのある有名なプロバイオティクスですね。
この内、カルグルトが売りにしている乳酸菌である乳酸菌抽出物LFKは、フェカリス菌を酵素で分解したもので、ビタミンやミネラルの他、細胞の生まれ変わりに欠かせない核酸成分がたっぷりと含まれています。
そのことから乳酸菌の王様とまで言われている成分。
その乳酸菌抽出物LFKを含んだ5種類の乳酸菌を一度に摂取できて、腸内までしっかりと届いて働いてくれます。
また一回分ずつパックされているパウダーを溶くだけなので手軽に持ち運べる点もメリット。
そんなカルグルトの口コミ評判はどうでしょうか?
体内からキレイになる、いい言葉ですね。
便秘は老廃物が詰まっている証拠、それをしっかり排出するということは体の表面である肌にもいい効果が期待できます。
天然美通
「天然美通」は腸内の善玉菌を増やし腸内環境を改善しようというコンセプトの腸内環境改善サプリメントです。
しかしただ乳酸菌サプリメントとは違うポイントがあります。
それは腸内バランスを整えるためには乳酸菌を取るだけでなく、その乳酸菌が腸内で快適に過ごせるのが大事ということ。
そこで天然美通は乳酸菌の餌になる大豆醗酵エキス、オリゴ糖を配合してお腹の中の善玉菌をパワーアップしようという試みなんです。
その効果はどうなのか、口コミもチェックしていきましょう。
そうすることで色々な効果が体に現れてきます。
だけどプロバイオティクスや乳酸菌サプリメントが体に良いからと、取りすぎにはご注意を!
プロバイオティクスの条件は「適正な量をとること」ですから、1日に取ってよい量が決まっている場合は多すぎないことが大切。
適切な量を、適切に取ることが大事だということを忘れないで下さいね。
プロバイオティクスはいつ飲むのが効果的?
そんなプロバイオティクスサプリメントですが、いつ飲むのが効果的なのか。
それはズバリ「食後すぐ」です!
これに付いては色々な意見がありますが、食後すぐは胃液が食事や食事中にとった水分で薄まっているので、その時に飲むと胃酸で消化されずに腸まで生きて届く、ということなのです。
だからヨーグルトを取る時も、食事後に食べるようにするなどの工夫をしましょう。
まとめ
腸内フローラを整えること、それは健康にも美容にもつながります。花粉症などのアレルギー症状もおさまるんだとか!
良い腸内環境を作って、健康的なライフを送りましょうね!